女神転生バトルロワイヤルまとめ
第62話 ぼったくりマッチョの最期

開始からどれぐらいたっただろうか?放送があったということは。朝か。
頭の悪い方々が勝手に殺しあってくれてるおかげで、俺はこうして生きているというわけだ。

・・ああ、自己紹介を忘れていた。俺の名は ガイア
飛鳥の魔宮を放浪していたところを、このクレイジーなゲームに招かれたというわけだ。

しかしこうして民家に隠れて時を待っているのも飽きたな・・・食料もそろそろ底をつく。
だが、「ヤルき」の参加者に出くわしたらどうする?

いや、用途のわからぬアイテムを、有り金全てで買わせるほどの天才的な商売のセンスを持っているこの俺が説き伏せてやるッ
もしも向こうが聞く耳を持たずとも、この鍛えあげた ム キ ム キ の肉体で粉砕してやるだけだッ!

しかし、この俺がそう簡単に外に出てもいいものなのか?
この俺が一度外に出れば、1日でゲームの決着がつくであろう。それでは面白くもないというもの。記念すべき第一回メガテンBRをこんな形で終らしていいものか
いや、人の心配をしている必要も無いか。

どちみち、最後の一人になるまで続くのだ。いつ終ろうがそれが早いか遅いかだけって話だ
「そうと決まれば善は急げだな!」
立ち上がり、母なる大地(※人様の家のフローリングの)を踏み締め外に駆け出していった。


外に出たはいいが、どうにもこの街は広い。まあアンフィニ程ではないが・・・
まあいい。出合った参加者を逐一〆ていけばいいだけだ。

歩き出してからすぐして、人影のようなものが見えてきた。制服のようなものを着ている。高校生だろうか?
メリケンサックのようなものを装備しているが、そのサックからコードのような物が伸びている。
かつてヴァルハラで出会った・・・何だっけ? 長嶋? だかが似たようなものを装備していたな。
まあどうでもいい そんなお子様なんぞ俺の相手じゃないッ!いますぐあのよに おくってやるぜー!

物凄い勢いで駆け出していったガイアであったが、すぐさま駆け出していった事を後悔する。
否、後悔する間もなかった。――夢想正宗による一閃
瞬間、ぼったくりマッチョは糸の切れた操り人形のようにその場に崩れ落ちた。
ざんねん! わたしの ぼうけんは ここでおわってしまった!



【神代浩次(真・女神転生if、主人公)】
状態:実に健康
武器:夢想正宗 アサセミナイフ×2
防具:スターグローブ(電撃吸収) レザーブーツ  明光鎧(電撃弱点、衝撃吸収)
道具:メリケンサック型COMP 魔石4つ 傷薬2つ ディスポイズン2つ 閃光の石版 MAG1716
仲間:ニギミタマ  ノッカー コボルト
現在地:平坂区
行動方針:レイコの回収、ハザマの探索、デストロイ

【ガイア(デジタル・デビル物語 女神転生)】
状態:*おおっと! 強マーダー遭遇!*
現在地:三途の川
行動方針:皆殺しの筈だった

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